ペイントDIYの市場をつくる
第2回「ART&DIY FESTA」

「塗料メーカー、画材メーカーといった立場を超え、人の心を明るく元気にする"色彩メーカー"としての成長を目指したい」(地平宏社長)というのがターナー色彩のポリシー。そのコンセプトを体現する一般ユーザー向けのイベント「ART&DIY FESTA」が10月28・29日の2日間、東京千代田区のアーツ千代田3331で開催された。台風22号による悪天候にも関わらず1,000名もの人が来場、多彩なワークショップや人気ブロガーのトークショー、お笑い芸人によるDIYパフォーマンスなどを楽しんだ。


「ART&DIY FESTA」は、画材と塗料の両方のメーカーである同社ならではの企画で、文字通りアート(画材)とDIY(塗料)が融合した新感覚のイベント。『色』を共通のファクターに「色の魅力を再発見し、色を楽しむ暮らしに誘導する」(地平社長)のが狙いだ。昨年に引き続いて2回目となる今回は規模、内容ともに大幅にバージョアップして開催された。

まずはFESTAの中心となる体験型ワークショップ。今回は多彩な顔ぶれの企業が協力出展し、バラエティーに富んだワークショップが展開された。

人気のDIYネットショップ「壁紙屋本舗」は、壁紙にステンシルを施してオリジナルトレーをつくるワークショップを開催、いずれの回もすぐに定員が埋まる人気ぶりだ。同じくDIYショップの「tukuriba」では電動工具を使ってプランターを作る本格的な木工ワークショップを開催。完成した木工作品を隣のカラースパイス(ターナー色彩)のブースでペインティングするという流れで、ヒット商品「ミルクペイントシリーズ」や新商品「OLD WOOD WAX」などを使ってオリジナル作品に仕上げる。

また、国内最大のハンドメイドマーケット「minne」からも人気のハンドメイド作家が参加し、作品の販売やワークショップを開催、人気を博した。

更に、DIYディスプレイのポピーや塗装資材の好川産業、DIYやインテリア雑誌の主婦と生活社の他、画材関連の名村大成堂、美術出版エデュケーショナル、アーテック、新日本造形などの企業が協力出展してブースを展開。それぞれの商材を使ったワークショップで多くの来場者が楽しんだ。

一方、集客のもうひとつの目玉になったのが多彩なゲストの登場だ。女性を中心とした近年のDIYブームのシンボル的な存在でもある人気DIYブロガーの瀧本真奈美さんやKume Mariさんを始め、吉本興業のDIY大好き芸人が集まった「佐田工務店」、人気イラストレーターの中村祐介さん、デザインペイントの第一人者・ヨザン弥江子さん、ライブペインターのSamuraidenkiなどがステージでパフォーマンスを繰り広げ、会場を盛り上げた。

特に、瀧本真奈美さんとKume Mariさんによるペイントワークショップを兼ねたトークショーは人気が高く、女性DIYerを中心に多くのファンが熱心に聞き入っていた。

お互いに数万人のフォロワーを数える人気ブロガーで、インテリアや雑貨などDIYでつくりこんでいるオシャレな暮らしの場に憧れている人は多い。

肩肘張ることなく普段の生活の延長線上で楽しむDIYライフスタイル、ちょっとした物をうまく使いこなす女性ならではのDIYアイデア、色の選び方や配色のバランス、ディスプレイのノウハウなど興味深い話をたっぷりと披露。また、ターナー色彩の「ミルクペイント」や「アイアンペイント」を使ったDIYペインティングをその場で実演し、会場の人たちも参加して人気DIYerとのペインティングを楽しんだ。

「ミルクペイントシリーズ」を筆頭にDIY塗料の商品群が快走しているターナー色彩。地平社長は「ペイントに対するネガティブなイメージも根強く残っていると思いますが、アートとDIYという当社にしかできないアプローチでその魅力や楽しさを伝え市場創造に挑戦したい。塗料メーカーや画材メーカーの立場を超え、人の心を明るく元気にする"色彩メーカー"としてのポジションを築きたい」と焦点を定めている。



会場風景
会場風景
親子連れもたくさん来場
親子連れもたくさん来場
ペイントワークショップを楽しむ
ペイントワークショップを楽しむ
久米さんと瀧本さんのトークショーは大人気
久米さんと瀧本さんのトークショーは大人気
笑いに包まれた佐田工務店のステージ
笑いに包まれた佐田工務店のステージ

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