オーストラリアの塗料ブランド「ポーターズペイント」の新商品「SMOOTH IMPASTO(スムースインパスト)」が発売される。国内総代理店のNENGO(本社・神奈川県川崎市、社長・的場浩行氏)が10月1日から展開を始める。濃色域のインパクトのある印象ながら柔らかい自然な陰影を表現、室内空間をリッチに彩る。コロナ下で住空間への関心が高まる中、高度なデザイン性で室内のペイント需要を誘発していく。

ポーターズペイントはオーストラリアで人気の高いペイントブランド。石英や大理石をブレンドした塗料の微妙な陰影、石灰ベースのライムウオッシュのエージング効果、サテン地のような上品な光沢を放つペイントなどインテリア空間の演出性の高い塗料として本国でも人気。国内ではNENGOが2001年から展開を開始し、多くの設計やデザイナーが支持、店舗や住宅、公共施設などで実績を重ねている。

今回発売する新シリーズの「SMOOTH IMPASTO」は、これまでのシリーズ品よりも濃い色域ながら、濃淡の陰影をクリアに表現し、空間を個性的に演出する。色のインパクトと陰影による揺らぎ感を両立、独創的な表現力を持たせた。「塗料に含有された石英の乾燥時間のタイムラグで濃淡を表現、光の反射に頼ることなく柔らかな揺らぎ感を表現できます」(担当者)と特徴を説明する。

色数は深みのあるカラー44色をセレクトした。深い赤から緑まで、大胆でありながらさまざまなインテリアスタイルに適応でき、家具やアートや装飾の洗練された背景を生み出す。「(本国の)オーストラリアでは、より個性的な表現を反映した空間をつくりたいという要望に応え本品が開発されました。国内でもコロナ禍で住空間への関心が高まっており、インテリアへのデザインニーズを満たすペイントとしてファンを増やしていきたい」と期待を寄せる。

ポーターズペイントは国内ではNENGOが総代理店として販売・施工を手掛け、一般消費者への販売では事前にペイントレクチャーやワークショップを行い、色のある楽しさや豊かさを伝えて販売。ペイントへのロイヤルティを高めてブランディングを行う独特のスタイルをとっている。