日本ペイントホールディングスは、東京事業所(東京都品川区)内に国内の研究開発活動の中核拠点「東京イノベーションセンター」を建設、7月から本格稼働を開始する。日本ペイントグループとして世界最大級の技術研究棟となる。投資額は70億円。
新たな研究棟「東京イノベーションセンター」は、日本グループの技術力を強化することを目的に建設した。各グループ会社の技術者が同じフロアでオープンにコミュニケーションを取れる環境にしたことで、事業の壁を超えた連携や技術の融合・発展、最適な生産性、イノベーションを実現できる設計となっている。
同センターは5階建てで、日本ペイント、日本ペイント・オートモーティブコーティングス、日本ペイント・インダストリアルコーティングス、日本ペイント・サーフケミカルズ、日本ペイントマリン、日本ペイントコーポレートソリューションズから200人以上の技術者などが利用する。
同社では「多様な顧客や研究機関、世界の大学、バリューチェーン関係者とのオープンイノベーションプログラムを含む、研究開発活動の技術ハブとして機能させ、新たな技術の創出へとつなげていく」戦略だ。
[施設概要]名称:新技術研究棟「東京イノベーションセンター」△所在地:東京都品川区南品川4-1-15△規模:敷地面積18,249㎡/延床面積9,929㎡/地上5階建て△主な施設:執務室、会議室、実験室、研修センター、カンファレンスルーム他△竣工:2025 年3月。すべての設備機器の移設搬入が完了する7月から本格稼働予定△投資額:70億円。設備機器の移設、周辺整備費等を含む。