日本塗料工業会は2020年3月末をもって、同会の正会員企業において鉛含有塗料の生産及び販売がすべて終了したと発表した。

塗料中の鉛については、国際的には2002年に採択されたWSSD 2020年目標、それを受けて開催されたICCM(国際化学物質管理会議)の中で2020年までの塗料中の鉛の廃絶に向けて各国において有効な手段を講じることが決議されている。

日本塗料工業会は、平成8年に公表した「塗料の鉛リスクリダクションに係る日本塗料工業会宣言」、平成27年に「鉛含有塗料の廃止に向けての日本塗料工業会宣言の改正」を経て、目標に向けての活動を強化してきた。