キャピタルペイント(本社・大阪府高槻市、社長・村上亮子氏)は、木工家具など塗装品向けの除菌・抗菌スプレーとして「CPスーパーマルチガードスプレー」を開発、8月から本格販売を開始した。

同品は、塗装面が"白ぼけする""べたつく"など一般的な除菌・除カビスプレーの繰り返し利用で生じる問題を解決した製品。塗膜劣化の原因となるアルコール系や塩素系成分を用いず、コンタクトレンズの洗浄液やウェットティッシュ・食品分野などで使用される除菌・消臭成分を組み合わせることで、安全性と性能を確保した。性能面では、除菌、抗菌、消臭、防カビ、抗ウイルス性を保持する。

既に製品出荷時に使いたいと取引先の木工家具メーカーから引き合いを得ており、主力の木工家具関係を中心に紹介を図っていく考え。また塗装品に限らず、衣類やじゅうたん、カーテンなどの利用も可能としており、「PBやOEM対応も視野に入れていきたい」(担当者)と用途展開にも積極的な意向を示す。