松尾産業(本社・大阪市中央区、代表取締役社長・松尾尚樹氏)はIoT分野におけるサービスやソリューションの開発を行うウフル(本社・東京都港区、代表取締役社長CEO・園田崇史氏)に出資したと発表した。

商社である松尾産業は光輝顔料を中心とした塗料原材料の他、ハンドルやエアバッグ、内外装部品を中心とした自動車部品、太陽電池の原料及び製品、半導体向け機能性材料や機械・測定装置を取り扱っている。

コーティング分野においては、幅広く光輝顔料、添加剤、導電性ポリマーなどを展開している。

また、アジアを中心にローカルに根差したグローバルなネットワークを構築し、自動車・塗料・太陽光・電機・医療用器具・建設業界と幅広い業界に事業を展開している。

一方、ウフル社はクラウドサービスの導入と運用をはじめ、コンサルティングやシステム開発を自社製品やソリューションとして展開している。

今回の資本業務提携について松尾産業は「当社は長年に渡り、国内外の幅広い業界のモノ作り企業のお手伝いをさせていただく中で、製造現場のさまざまな課題解決に携わってきました。この度、enebularを含むクラウドとエッジでデータが流通するための仕組みやデバイスの信頼性を担保する技術に関する知財を有するウフル社とともに、当社の有する材料・部材・装置といったリソースを活用し、IoTデバイスの社会実装上の課題解決並びにグローバル市場に向けて両社で新たなソリューション・サービスを確立する」と課金体系を意味するリカーリング収益をベースとした事業拡大を目指す。