大成ファインケミカルはアクリル系カラー舗装材「リリーフペイントHG」を積極展開している。既に駅のホームなどに多数採用されている他、通学レーンや寺社の参道など多岐にわたり使用されている。

同品は簡単にデザイン性の高い床が施工できるのが特長。施工方法は下地処理後、専用の型紙を貼り、吹付塗装し、固まる前に型紙をはがすだけ。型紙も同社で生産しており、模様は石畳調など全16種類を揃える。防滑性も付与できる他、耐久性、耐摩耗性に優れ低VOCタイプで臭気も少ない。

既に駅のホームなどに実績が増えている他、現在では道路の危険個所に施工することで事故防止や滑りやすい寺の参道の転倒防止など使用例は多岐にわたる。「最近では色を変えて景観をきれいに見せるだけでなく、防滑やバリアフリーという安全面の機能が顧客の需要にマッチして採用される案件も増えている」(担当者)とその用途も以前より広がりを見せている。

同社では2年前から施主や設計事務所への認知活動を重視し活動しており、徐々に効果が出てきている状況。更に、現在ではニーズに応えた景観色を追加するなど、内容を適宜見直す他、ホームページ上で施工方法や採用事例を動画で訴求している。「新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ホームページ経由で質問や問い合わせが来ることも多くなっている。問い合わせ先の反応を見ながら少しずつ内容をブラッシュアップしていく」(担当者)ことで情報発信を強化していく。