リフォームの企画・設計・施工・アフター管理・不動産仲介などを手がけるOKUTAのグループ会社、OK-DEPOT(オーケーデポ)はオリジナル木部用油性塗料「ロハスオイル」を販売している。

無垢材の販売やリフォームを行っていたOKUTAは、2002年に天然素材を積極的に使用したリフォームに特化する方針を打ち出す。その中で、人体に無害な素材を使った塗料や建材の研究開発を始め、作り出したのが木部用油性塗料「ロハスオイル」だ。

同品は天然由来の国産油性塗料。木の呼吸を妨げない含浸タイプで、主成分にはキメの細かい亜麻仁オイルを使用しており、木材への浸透性が良く1回塗りで十分な発色を得られるのが特長。臭いもほぼなく、施主や塗装作業者にも安全性を追求した。

塗装には刷毛やウェス、コテバケを使用する。クリヤータイプの「ロハスオイルクリア」の乾燥時間は12時間、カラータイプの「ロハスオイルカラー」は24時間。

カラーバリエーションは全53色(クリヤー含む)、容量は0.07L、0.75L、2.5L、3.8Lの4種類。「ロハスオイルクリア」の価格はそれぞれ1,000円、5,000円、1万5,000円、2万1,000円。「同カラー」は1,200円、5,500円、1万6,500円、2万3,000円。

防腐剤などを含有していないため、長期の保管ができないところがデメリットとなるが「逆に防腐剤などの余計な物質が含有されていない証明になる」(担当者)と力説。

同社では、塗料の他にも100%天然素材の塗り壁材「EM珪藻土」や新聞紙が原料の断熱材「セルロースファイバー」など天然素材を使用した製品の研究・開発も行っている。その他、リフォーム会社「ロハススタジオ」を経営しており、塩ビクロスや合板フローリングなど化学物質の含まれた新建材を使用しないリフォームを推進している。 

担当者は「消費者の室内環境への関心は高くなっていると感じる。今後も塗料はもちろん、人に無害な素材を使用した住宅の良さを訴求していく」と話す。