ユニークな内装仕上材を見つけた。"陶板浴御用達"の塗り壁材だ。抗酸化溶液応用製品の開発・販売会社アルコバレーノ(東京都渋谷区)が販売している珪藻土塗材「e珪藻土」は、健康や美容に効果があるとして人気の全国の陶板浴施設で内装仕上げに多用されている塗り壁材。安全・健康・快適な住空間づくりに、一般の住宅内装でも広がり始めた。

陶板浴とは、陶板の床の上に横たわり体を癒す入浴方法のこと。陶板の床にも壁材にも抗酸化溶液が練り込まれ、抗酸化の空気に満ちた室内を形成。

その中に身を置くことで体内の活性酸素が抑えられ、免疫力や自然治癒力がアップ。健康増進や美容への効果だけでなく、重いガンの克服やアレルギー体質の改善なども期待できるとして注目されている入浴方法だ。全国に陶板浴施設がオープンし、利用者が増えている。

その陶板浴施設の内装仕上げで多用されているのが、アルコバレーノが販売している「e珪藻土」だ。

同品は、北海道の一部で採取される珪藻土と白土、セルロース、デンプン糊からなる100%自然素材で構成された塗り壁材。通常の自然系珪藻土塗材と異なるのは、ここに特殊な抗酸化溶液を混ぜて健康空間づくりへのさまざまな効果を引き出す点。

珪藻土の持つ調湿効果に加え、室内に揮発する有害物質の軽減、カビ・ダニ・ニオイの抑制などの効果が抗酸化溶液によって助長される。更に、陶板浴施設のような抗酸化雰囲気の室内になることで、「体内の活性酸素を抑え、免疫力のアップやアレルギーの改善が期待できる上、モノが腐りにくいなど酸化抑制によるさまざまな効果が得られます」(同社・真木マリ社長)と説明。"陶板浴御用達"のユニークな切り口で住宅の内装仕上げにも広がり始めており、販路を広げていきたい考えだ。

同品の荷姿は10kgの珪藻土と350mlの抗酸化溶液がセットになっており、現場で珪藻土と抗酸化溶液と水を混錬してコテで施工。1セットで約12㎡塗れる。石膏ボードなどの内装下地の他、ビニールクロスにも直接塗れ、リフォームなどにも使える。

商品の問い合わせは同社TEL03-3498-6577。