ロックペイントが今春発売した建築用水性透湿塗料「ロック透湿コート(つや消し)」が好評だ。前年に上市していた「ロックキソコート」をリニューアルしたもので、透湿性を求められる幅広い場面に適応、「使いやすくなった」と塗装ユーザーに好評だ。塗料販売店の軒先講習会でも人気のアイテムになっている。

「ロック透湿コート(つや消し)」は、水性1液透湿型微小骨材入りシリコン樹脂塗料で、住宅の基礎、擁壁、ブロック塀の保護、砂壁調の外壁や軒天など、透湿性が必要な幅広い箇所の塗装に適応する。微小骨材をコントロールすることで透湿性を高め、幅広い場面に適応できるよう汎用性を持たせた。  

特に、土と接している基礎や擁壁、ブロック塀などは、水分による塗膜の膨れや剥がれのリスクを軽減。塗装できる範囲を広げることで工事価格のアップにもつながる。
また、微小骨材によって砂壁調の外壁の意匠を損なわずに塗り替えができ、透湿性も確保。ラジカル制御形シリコン系塗膜で高い耐久性を発揮する。塗膜の膨れ、剥がれが発生しやすい軒天の塗装にも有効で、旧塗膜が滑膜の場合、下塗りを省略して塗り替えることも可能だ。微弾性塗膜のため、下地のヘアクラック追従性もある。

仕上げのテクスチャーはウールローラー及び砂骨ローラー仕上で、「グループ会社のピーアイエー製ローラーとの相性も含めてご提案できるので、塗料販売店さんの軒先講習会などでも塗装店様に受けがいい」(同社担当者)と拡販に注力する。