菊水化学工業は、重厚なヴィンテージ感を表現する特殊工法「キクスイ エイジング工法」を上市する。塗料・塗材によるエイジング仕上げは、ハイエンドな住宅や商業シーンで需要が増えており、同社の製品力と施工技術により確立した工法を武器にこの市場に乗り出す。特殊な施工技術を伴うことから施工ライセンス制度による責任施工体制とし、関東、中部、近畿の地域限定でスタートする。

時を経た味わいを塗装の材料と技法で表現するエイジング仕上げ。ホテルやレストラン、テーマパークなどの商業シーンで多用され、最近ではハイエンドな住宅の内装仕上げにも広がっている。フィルムやクロスなどの既製品にはない独特の表現力を支持する設計やデザイナーも増えており、需要の裾野が広がっている。
そうした中、菊水化学工業はこれまで培ってきた製品技術と施工ノウハウにより独自の工法を確立、この市場に乗り出す。

今回上市する「キクスイエイジング工法」は、メタル仕様、メタルマット仕様、マット仕様を揃え、メタルの輝きとマット感をシーンに合わせて選べる。
カラーバリエーションは21色を用意。それぞれの色相とレザー調、モルタル調、メタリック調などのテクスチャーを組み合わせ、エイジング加工を施すことで重厚なヴィンテージ感を表現する。1つひとつ職人の手で仕上げた塗装により、唯一無二かつぬくもりのある空間を演出できる。

仕様は、エイジング工法内装用(艶消し)、エイジング工法Si(アクリルシリコン樹脂:期待耐用年数13~18年、艶消し/3分艶)、エイジング工法F(フッ素樹脂:同18~22年、同)を用意。適応下地はコンクリート、押出成形板、PC部材、各種ボード、旧塗膜など。

なお、塗装テクニックを伴う特殊工法のため責任施工体制とし、施工ライセンス制度を設ける。今年12月から施工ライセンス制度の整備を開始し、2024年1月から関東圏、中部圏、近畿圏の地域限定で運営を開始する。
工法、施工ライセンス制度に関する問い合わせは同社の東京支店、名古屋支店、大阪営業所まで。