日本ペイントは6月24日、「パーフェクトトップ」に次ぐ、建築用塗料の新ブランド「グランセラ」の展開を開始した。
「グランセラ」は、有機無機ハイブリッド上塗り塗料に特化したブランド。これまで現行ブランドで有機無機ハイブリッド上塗り塗料のラインアップ強化を図ってきたが、特化ブランドを立ち上げることで高耐候性、無機系ニーズに応えやすくなるとの狙いがある。
ブランドのキャッチコピーは、"価値を高める、塗り替えを"。ブランドステートメントは「ハイクラスな耐候性と美しさを兼ね備えたハイブリッド無機系塗料、GRANCERA〈グランセラ〉。塗り替えることで、家の価値も生まれ変わります。より長く続くワンランク上の満足を、日本ペイントがお届けします」。
今後、ラインアップの強化を視野に入れる中、第1弾として投入したのが、外壁・付帯部用弱溶剤形塗料「グランセラトップ2液ファイン」。ターペン可溶2液セラミックハイブリッド超耐候性超低汚染無機系塗料として販売を始めた。
同品は、ラジカル制御技術とセラミックハイブリッド技術を融合することでフッ素樹脂塗料を超える高耐候性が特長。促進耐候性試験(キセノンランプ)においても5,000時間で高光沢保持率を確保した。
その他、高レベリング性、超低汚染性、防藻・防カビ機能を保持。下塗りの選択で幅広い素地に対応する他、弾性タイプの主材と組み合わせることで弾性仕様を施すことができる。
塗り重ね乾燥時間(23℃)は4時間以上。色は淡彩から濃彩色、艶は艶あり、7分艶、5分艶、3分艶。荷姿は、16kgセット(塗料液14kg、硬化剤2kg)、3.2kgセット(塗料液2.8kg、硬化剤0.4kg)を揃える。
適用下地は、窯業系サイディングボード、モルタル、コンクリート、ALCパネル面などの各種旧塗膜。
なお、既に販売している「パーフェクトセラミックトップG」は「グランセラトップ2液水性」へ、「ファインパーフェクトセラミックベスト」は「グランセラベスト2液ファイン」に順次改称する。
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