日本塗装工業会が11月16日の「いいいろ塗装の日」をテーマに開いているポスターデザイン画コンテストの受賞作品が決定した。全国から寄せられた172点の応募の中から、愛知県の学生・柴田七星さんの作品が最優秀賞に選ばれた。11月2日に名古屋市のウインクあいちで開催された表彰式で、表彰状と商品券10万円分の副賞が手渡された。

柴田さんの作品は、かわいい動物のキャラクターたちが建物やその周りの広場、遊具にまで色を塗り広げていく内容で、街を形成するさまざまなものに塗装を施す「建設塗装」をうまく表現、審査員の支持を得た。日塗装のPR活動などに同作品が使用される。

柴田さんは、「この作品は、誰もが一目で建築塗装に関するポスターであることが分かるようにモチーフを選び、制作しました。建築塗装をより身近に感じてもらえたらと思っています。3DCGの作品制作を始めて1カ月での挑戦だったので嬉しさと驚きでいっぱいです」とコメントしている。

今回はデジタルアート系の学校を経由しての応募が目立ち、若い層のチャレンジの場としても「いいいろ塗装の日」の認知が広がっていることを印象付けた。最優秀賞の柴田さんの他、優秀賞4点にも表彰状と副賞として3万円分の商品券が贈られた。