昨年10月に発刊した国土交通省大臣官房官庁営繕部監修の「建築工事監理指針」(28年度版)に木材保護塗料塗り規格(JASS18 M-307)に規定しているかび抵抗性試験の適合を求める記述が記載された。

同規格のかび抵抗性試験は、2013年の規格見直し時に新たに追加されたもので、見直し前の旧規格製品に対し最新規格への適合要求を促すのが目的。「公共建築工事標準仕様書」(平成28年度版)でもかび抵抗性試験を加えた最新規格への適合性を求めており、監理指針では「かび抵抗性試験が確認されていない旧JASS18 M-307への適合のみでは不十分である」という記述が盛り込まれた。

日塗工は1月11日にホームページで適合性要求に関するリリースを配信。木材保護塗料の製造所や輸入販売業者は、最新の日本建築学会規格への合致を示す必要があるとしている。JASSは日本建築学会規格。