ロックペイントは建築塗装用途の新製品「ロック水性プロテクトルーフ」及び「ロック木部用マルチ下塗り」の2製品を新発売した。

「ロック水性プロテクトルーフ」は水性の1液型アクリルシリコン樹脂屋根用塗料。壁面に比べて過酷な環境に曝される屋根は基材の劣化度合いが大きく、強靭性を持たせるため2液タイプの弱溶剤形塗料が主流になっている。しかし、「改修市場では性能・機能と環境対応を両立させる必要がある」とのスタンスから「弱溶剤形塗料に匹敵する強靭性を持つ水性塗料」として同品を投入した。

耐候性に優れ、長期光沢低下や変退色がなく、温度変化や雨、霧などの自然条件に対応する強靭な塗膜性能を持つのが最大の特長。塗り替えサイクルを長期化し、美観を損なう藻やカビの発生を抑え、清潔な住環境を維持する。水性による環境配慮、また1液タイプによる作業性の向上も実現した。

住宅用化粧スレート、スレート瓦、セメント瓦(専用シーラーまたはサフを使用)に適応。濃色を中心に14色を常備。

一方、「ロック木部用マルチ下塗り」は、破風板などの部位の目止めとして最適な弱溶剤エポキシ系の木部用下塗り塗料。

素地の目止め効果及び隠ぺい性に優れ、上塗りの吸い込みも少ないため美しい仕上がり感が得られる。エポキシ系で耐水、耐久、付着性に優れ、1液タイプのため作業性も向上。塗料用シンナー希釈のため旧塗膜を侵すことなく塗装でき、鉛・クロム非含有の環境配慮タイプ。ホワイト、チョコレート、ブラックの3色を揃えた。「一般建築物の内外部、構築物の木部用下塗りとしてマルチに使えるので、車に一本積んでおくと便利な塗料」として市場に紹介していく。