大日本塗料は溶剤系でありながら溶剤臭が少ない塗料「V フロン♯201」(上塗り・プライマー)を開発、3月1日から販売をスタートさせた。

同社は「従来の溶剤形塗料の作業性の良さを維持しながらも塗装現場において悩みの種であった溶剤臭問題を解決する業界初の製品」と自信を持って拡販を図る。

外装塗り替え時などの臭気問題に対して効果があるのが水性塗料だが、鉄や非鉄金属への塗装では溶剤形塗料と比較すると長期付着性が劣るため溶剤形塗料が多用されているのが現実となっている。ただオフィスビルなど多くの入居者がいる場所ではより低臭化した塗料が求められている。

そこで同社は独自の特殊溶剤を使用することで溶剤臭を大幅に低減させた。臭気レベルを従来の強溶剤形塗料の3分の1以下、弱溶剤形塗料の2分の1以下まで低減。

また、ふっ素樹脂タイプのため超高耐候性仕上げが可能で、水性塗料では適用困難な金属素地に対しても塗装が可能となっている。