同社はウレタン塗膜防水材の有力メーカーの1社で、プルーフロンシリーズを展開する。シリーズには環境対応システムから遮熱システムまで、幅広い工法をラインアップしているのが特色だ。

防水材としては、鉛・クロムフリーの「プルーフロンエコ」の他、独自技術により開発されたJIS A6021規格を大きく上回る740%の伸び率を実現した「プルーフロンバリュー」、速硬化タイプで工期短縮を可能とした「プルーフロンエコ速乾」、とりわけ注目されている特化則フリー「プルーフロンエコDX」など、工法との組み合わせでニーズに適したシステム仕様が組める。

その中でも伸長しているのが遮熱バージョンで、環境対応型4フッ化フッ素樹脂系トップコート「プルーフロンEGトップ4F」「同遮熱」だ。

ウレタン塗膜防水材が多く使用されている屋上は、強い紫外線や熱を受ける過酷な部位のため、超候耐候性トップコートが求められる。同社は他社に先駆けて4フッ化フッ素樹脂塗料の開発に成功。「プルーフロンEGトップ4F」はトルエン、キシレンを含まない弱溶剤タイプの環境対応型となっている。更に「同遮熱」は防水層と躯体の温度上昇を大幅に下げる効果を付与した。

4フッ化フッ素は3フッ化フッ素に比べ、紫外線に弱い塩素結合を取り除くことで堅牢性に優れる特色がある。その一方で、常温で使える塗料樹脂化は難しいとされていた。