得意とする意匠性塗材を軸としたコンセプトブランド「LINKS(リンクス)」を立ち上げ、施工サイドからのOEM、PBオーダーに柔軟に対応する。市場トレンドと親密なメーカー機能の在り方を追求し「施主が求めるものを施工店、メーカーのつながりで価値に変えていく。デザイン力を突破口にしたい」(担当者)と意匠性による差別化展開を明確にする。

住宅分野を主戦場とする同社が注力するのが、サイディング向け塗り替え塗材の開発。カラーセラミックと異なる原料を配合した薄付けタイプの意匠性塗材の製品投入を積極化することで、デザインニーズの取りこみを狙う。

戸建てサイディングリフォーム「Reファインシステム」は、新築以上の価値提供をコンセプトに意匠性と機能性を両立した製品をシリーズ化したもの。

基本構成は、シーラーレスで上塗りの塗色に合わせて調色を行う「セラファンデ弾性カラーSi」を共通下地調整材に、さざなみ模様の仕上がりと熱遮断機能を持つ「ネオフレッシュ断熱」、砂壁じゅらく模様の「ハイシールクールSi」、砂壁多彩模様の「ハイシーセラF」、天然石調「ハイシーストーンF」、石材調多彩模様「ネオフレッシュティアラVS」の5種類の上塗材をラインアップ。繊細でシンプルな仕上げから重厚感のある仕上げまで多様な外装デザインを可能にする。