日本ペイントホールディングスのグループ会社で、自動車用塗料を手掛ける日本ペイント・オートモーティブコーティングスは、自動車市場向けの2023 年度コンセプトカラー「Takt」を発表した。

この取り組みは、自動車メーカー向けに未来の自動車のデザインを塗料メーカーの目線で発信し、色の魅力を広く伝えることを目的に毎年行っているもの。今年度のコンセプトである「Takt」は 時間・空間・環境の選択がより自由になる世界を見据え、あらゆるツールを使いこなし、「環境と調和しながら世界を拡張し、自分の場所や時間を紡いでいこう!」というメッセージが込められている。

その中で、EV などさまざまな車種に合わせて、心地良さ・ベーシックさを意識した色質感「UNISON」、SUV向けに周囲の環境やシーンの変化に呼応するカラー「AMBIENT」、スポーツタイプの車格に向け、仮想空間上で変化するエンターテインメント性とスポーティな感覚によって拡張されるイメージをミックスした世界観の「SHUFFLE」の3 カテゴリーで構成。また、同社の加飾フィルム技術を取り入れ、デザインと環境配慮を同時に実現した独自性のあるカラーパレットとなっている。

同社では「時代の変化を捉えながらヒトを中心に考えたカラー提案を通じ、彩り溢れる社会の発展に貢献して参ります」とコメントしている。