7月28日、29日の2日間にわたり、多摩美術大学で「電解マーキング」のワークショップが開催され、塗料商社の三王が技術サポートした。

ワークショップは学内募集により2日間4回の開催で、のべ24名の参加があった。キャンセル待ちも発生するほどの盛況ぶり。

電解マーキングは、シルクスクリーンの版などに施したロゴや絵柄を、電気と電解液の腐食作用で金属の表面に通電マーキングする技術。

三王では、電解マーキングした上に粉体塗装のキャンディカラーで着色することで、更に付加価値を上げる技法を紹介した。

ワークショップは、「電解マーキング」の仕組みや採用事例などを解説したのち、電解マーキングの使い方をレクチャーし、何度かの練習を行って本番に挑んだ。

「電解マーキングや塗装によって製品に最終的な付加価値をあたえることで、製品の完成度が上がることを感じてもらえたならワークショップは成功です」(同社)。終了後のアンケートでは満足度の高い声が得られた。

同社では「このような活動を通して、学生たちが加飾や塗装という分野に興味を持ち、将来的な粉体塗装の発展に貢献できれば」として、今後も活動を続ける。