日本ペイント・オートモーティブコーティングスとトヨタとF-WAVEで共同開発した太陽電池向け加飾フィルムが、東京の渋谷で行われたイベント「トヨタのサスティナビリティ実験 #発電中を広告中」で展示された。

SHIBUYA109 店頭イベントスペースにおいて、発電した電気で扇風機を動かし、発電の見える化を図った。

再生可能エネルギーの更なる普及拡大を目指し、従来の黒色や紫色に加えて、周囲の景観に合わせてデザインできる太陽電池のニーズが高まってきている。

2018 年に開発をスタートさせた太陽電池を覆う加飾フィルムは、昨年3 月から継続中の実証実験により、発電量を大幅に損なうことなく、太陽電池をカラフルに彩ることができると実証された。

この加飾フィルムは幅広いカラーバリエーションを持ち、軽量な太陽電池に装着すれば、店舗や家屋の壁面、モビリティの外板などへの搭載が期待できる。

また、シート状の太陽電池に装着すれば衣類や鞄、アウトドアグッズに搭載し歩きながらの発電も可能となる。発電量は青色の加飾フィルムを搭載した太陽電池で、1㎡当たり63W程度を測定した。