エービーシー商会は、硬質ウレタン樹脂系塗り床材「ビューコート」に自動車整備工場専用の新工法を追加した。

自動車整備工場の床は、重量物の走行や工具の落下による衝撃など多くの負荷がかかる。そのため、高い耐衝撃性を持ち、割れや欠けなどのトラブルが起きにくい床材が求められている。

「ビューコート」は適度な柔軟性がある硬質ウレタン樹脂系の塗り床材で、耐衝撃性や塗膜が破損しにくいことから、自動車整備工場を始め食品や製薬工場など広く採用されている。ただ、一部の自動車整備場のシャッター付近やリフター周りなどでは、雨水を受けた外部のコンクリートや定期清掃時にアングル周りから水が浸入、塗膜膨れの原因となっていた。

今回追加した新工法は、新たに開発した専用下塗り材が下地に密着して水分上昇を抑制し、膨れの発生を抑えつつ耐衝撃性のある床を実現する。従来工法よりも1~2日の工期短縮が可能で、改修現場にも最適。オプションのトップコートを使うことで、紫外線による変色やタイヤ痕などの付着も抑制、長期に美観を保つことが可能になった。

新工法を含む「ビューコート」の年間販売目標を5億円とし、自動車整備工場の他、印刷工場や薬品工場などにも提案を継続する。