アネスト岩田は4月、本社敷地内にコーティング事業の研究開発施設「コーティングソリューションセンター」を新設した。

エントランススペースにあるショールームでは工業塗装や自動車補修塗装、ホビー(エアーブラシ)などカテゴリー別に具体的なアプリケーションを提案する。

センターではハンドスプレーガンや自動スプレーガン、塗料供給機器の他、多段搭載スクロールコンプレッサやタンクマウントスクリューコンプレッサ、真空ポンプなどを展示している。

また、スプレーガンを実際に使ってスプレーパターンを確認できる水吹きブースやブース排気音を低減する消音器(ダクト)が体験できるスペースも設けるなど工夫を凝らす。

同社では「モノづくりからコトづくり」をスローガンとしており、塗装実験室では温湿度管理を徹底したクリーンルームでユーザー立ち会いのもと、最適な塗装条件や導入設備の提案を行っていく。

コーティングソリューションセンターの概要:建物面積3,380㎡。展示エリア(ショールーム)、塗装機器トレーニングルーム1室、塗装実験室(塗装ロボット)3室、乾燥炉室1室、塗膜検査室1室、各種塗装機器の実験室2室、最先端研究室(EAコーティング試験室)4室。