日本ペイントホールディングスのグループ会社のNippon Paint(USA)Inc.(本社・アメリカニュージャージー州、CEO・藤田徹朗氏)が米国テネシー州チャタヌーガ市に約6,000万ドル(約66億円)投資し、米国、カナダ、メキシコの顧客向けに電着塗料などの自動車用塗料生産工場を建設する。

同社は米国で電着塗料の現地生産をする最初の工場として、最新の生産管理システムや生産技術を導入し、「デジタルと人の力を融合することで、働きやすさと効率性を両立した先進的な工場を目指す」としている。

また、テネシー州で150人の新規雇用(5~7年程度で)を創出し、環境配慮型建物の認証であるLEED(Leadership in Energy and Environmental Design)を取得予定。

米国南部拠点を持つことで、自動車塗料事業の基盤整備を促進し、米国自動車用塗料市場における更なるシェア拡大を目指す。

[新工場概要]建設場所:米国テネシー州チャタヌーガ市△土地面積:11万7,350㎡△生産品目:自動車用塗料(フェーズ1として電着/樹脂)△投資金額:約6,000万ドル(約66億円)(フェーズ1として3,600万ドル)△投資計画:フェーズ1として2020年1月着工予定/2021年9月完工予定。