日本ペイントホールディングスは10月28日、アメリカの化学メーカー・AOC社の全持ち分を取得して子会社化すると発表した。取得価格は約3,340億円。

AOC社はアメリカやヨーロッパを中心に事業を展開するスペシャリティ・フォーミュレーター。コーティング周辺製品などに向けた不飽和ポリエステルやビニルエステルなどを製造、販売する。2023年12月期の連結売上高は2,169億円、EBITDAは765億7,100万円、純利益は189億6,600万円。

日本ペイントホールディングスは、株主価値最大化の実現を推進し、既存事業の成長と、事業・地域・規模に制限を設けることなく、最適なM&AによってEPS(1株当たり純利益)の積み上げを追求している。持分譲渡実行日は2025年上期中。