アクサルタは、2021年のトレンドカラーを決める「グローバル・オートモーティブ・カラー・オブ・ザ・イヤー」にさわやかなグリーンイエローが特徴の「エレクトロ ライト」を選定したと発表した。

エレクトロ ライトは、優雅さ、エネルギーを反映させたカラー。またLiDAR(光検出測距)システムに検知されやすく、レーダー(無線検出・測距)システムの電波を容易に透過する特性がある。車両の周囲の状況を把握し、相互作用するためのライダーやレーダー技術にも配慮。今後台頭が予想される自動走行車の安全性も高められる。

同社の2020年度世界自動車人気色調査報告書によると、よりカスタマイズされ、個性的な外観の自動車カラーに消費者は関心を示しており、需要も高まりつつある。

現在の車両市場のトレンドではグリーンがブルーとイエローの両方のカラーパレットに影響を与えている傾向が強い。そのため、同社では昨年のグローバル・オートモーティブ・カラー・オブ・ザ・イヤーではグリーンの色合いを持つブルーである「シーグラス」に続き、今年はイエローの色合いを持つグリーン「エレクトロ ライト」を象徴的なカラーとして選定した。

同社カラー担当グローバルプロダクトマネージャーのナンシー・ロックハート氏は「弊社の2021年のカラーは、持続可能性、幸福感、安全性を連想させます。『エレクトロ ライト』は今日のカラートレンドの最先端を行く色であると同時に、新興技術の進歩を先取りしています」とコメントしている。