塗るだけで室内の壁をホワイトボードに変える「スケッチペイント」で、プロ(塗装業者)仕様の「スケッチペイント プロ」を新発売した。既成のホワイトボードを上回る滑らかな書き消し、1液タイプでポットライフの制約がなく残塗料も利用できるなど、プロの仕事の価値を高める仕上がり品質と実用性を実現した。

同社はオランダ・マグペイント社の国内代理店として塗るだけで磁石がくっつく壁になる「マグネットペイント」やホワイトボードになる「スケッチペイント」を販売。『壁を楽しむ』ユニークな機能性塗料のパイオニアとして存在感が高まっている。

ホワイトボードのようにマーカーで書き消しできる機能を持つ既販売の「スケッチペイント」は、水性2液タイプで短毛ローラーでの施工。ポットライフによる使いきりや微かなローラーマークなど一般DIYのカテゴリーをメインとした商品であった。

今回発売した「スケッチペイント プロ」は1液弱溶剤タイプのホワイトボード塗料。混合の手間やポットライフの制約がない上、レベリング性と塗膜硬度が格段に向上。スプレー塗装が可能で、仕上がり肌はホワイトボードの既製品をしのぐ平滑性と表面硬度がある。このためマーカーによる書き消しが既成ホワイトボードよりも優れ、ストレスがない。

何よりも場所や形状に縛られず、塗った壁がそのままホワイトボードになる面白さがある。塗料自体はクリヤータイプのため、既存の壁の色をそのまま反映。一見何気ない壁なのにマーカーで書き消しできるユニークさと自由な感覚が創造性を刺激、IT系企業のオフィスや教育機関の室内の壁などで多用されている。

「プロの仕事の質に見合った塗料であることから設計事務所、ゼネコン、塗装会社からの引き合いが増えている。またスプレーワークを生かしてホワイトボード機能を持つ2次製品を製作できる視点で、木工塗装企業や板金塗装会社のサイドビジネスとして提案しても面白い」(西村純一社長)と構想を膨らませている。