内装塗料を広めていく上で、下地づくりに多用されるパテの存在は欠かせない。その有力メーカー・メーコーはパテの新製品及び関連製品の発売を活発化させている。

一般厚付け用の下パテとして発売した「クリンナMAXパテ」は、"粗いのに軽くて伸びる"という新感覚の練りパテ。粗い目のためヤセが極めて少なく最大10mm厚までの厚付けが可能。ボードのジョイントはもちろん、コーナー材のパテ処理などでも威力を発揮し、乾燥も従来の厚付けパテに対して2時間短縮、研磨性も高めるなど作業性もアップした。

一方、一般形薄付け用上パテの「クリンナ ナイスパテ」は"伸びるのにキレがいい"という、相反する要件を両立させ作業性を高めた。更に傷がつきにくいという、仕上げパテには嬉しい特性に秀でている。

「クリンナMAXパテ」及び「同ナイスパテ」とも作業感覚が重視されるパテにおいて「伸び、キレが良く、厚み調整や研磨がしやすい」など現場作業者に好評。無希釈、無攪拌で使用できる練パテとして販売が伸びている。

一方同社ではパテの関連品として寒冷紗及びコーナービートをラインアップする。寒冷紗はグラスファイバー製のため強度が高くヨレにくい。目が0.2mmと大きくパテがしっかりと入り込む。また、コーナービートは和紙製で糊による密着性が強く、薄いのでパテ処理が軽減できる特長がある。