政府が2020年までに標準的な新築住宅での実現を推進しているZEH(ゼッチ)こと、ゼロエネルギーハウス。太陽光発電などによる創エネルギーとともにトリプルサッシの採用など気密性・断熱性をより高めた住宅づくりの方向性が本命視されている。「気密性が高まれば室内の空気質に対してより敏感になり、内装仕上げの選択がシビアになる」とし、塗装用専用下地壁紙「ルナファーザー」を用いた内装スペックのプライオリティーが高まるとの見方だ。

ルナファーザーは環境先進国ドイツで生まれた人と環境に優しい塗装下地壁紙。自然素材に由来するエコ感に加え通気性や透湿性により結露やカビの発生を抑え、清浄な空気質をもたらす。更に紙繊維による柔らかい陰影や手ざわり感が独特の風合いをかもし出し、上質なインテリア空間をかたちづくる。

ヨーロッパでは100年以上にわたって愛用され、日本でも40年近い実績がある。国内の販売元・日本ルナファーザーでは国内独自の展開としてルナファーザー専用のオリジナル漆喰塗料として「ルナしっくい」を数年前に発売、ここに来て販売数量が伸びてきた。

ポーラスなホタテ貝殻を主原料にした「ルナしっくい」は、臭いやVOC吸着の持続力に優れるのが特長。呼吸する壁紙ルナファーザーとのマッチングにより、より清浄な空気環境を作り、漆喰の上品さを伴った優しくて上質な空間を形成する。更に市販のメラミンスポンジで汚れを簡単にふき取れる暮らしやすさも主婦層に受けている。内装仕上げでのブランド化を図っていく。