ブース中央にチューブ容器入り水性工作用塗料「nuro(ヌーロ)」と同品を使って仕上げた造作品を展示し、ハンドメイドの楽しさを提案。また木製什器を使い、温かみのある売り場づくりを訴求した。

「ヌーロ」を発売して以来、夜光色や木部用ステインと色数や用途を拡充してきた中で、重視してきた1つに容量の拡充がある。「発売当初は70mlでスタートしたが、30mlを投入して以降すぐに逆転し、現在は30mlが65%を占めるまでになった」と担当者。新たなユーザー層の発掘に成功したと手応えをつかんでいる。

今後は45色に色数を拡充するとともに、ラメ系色、油性鉄部用(PET容器入り)、ニスを発売する予定。10月には18mlを投入する計画。

一方で独自展開を見せたのが、セミプロ専用塗料の投入。「アクアヤネシリコン」「ビニデラックス300」など、プロ向けに展開している製品をセミプロ向けにアレンジし、関西ペイントのブランドとして販売する。各塗料に適したローラーも販売し、容量も4kg、7kgに絞り、多能工化が進むセミプロ需要の獲得を狙う。