好川産業(本社・大阪市、社長・好川久雄氏)と東京ヨシカワ(本社・東京都台東区、社長・好川隆三氏)は、3月31日に東京ヨシカワの持つ塗料副資材卸売事業(官公庁向けを除く)を好川産業に譲渡することで合意した。

東京ヨシカワは、好川産業から分離独立する形で昭和47年に設立。以来、関東圏を中心に塗装用品の卸売事業を展開している。従業員は14名。

今回、双方が合意に至った背景には、東京ヨシカワの事業継続性を確保する上でも統合を図ることが最善だとの判断がある。既に好川産業も独自で東京都大田区に東京営業所を構える他、2010年に仙台営業所、2015年に埼玉に北関東営業所を設立するなど、関東圏を中心に拠点拡充を積極化。今後も関東圏での需要拡大を見込んでおり、統合による事業強化を図りたいとの狙いがある。

事業譲受に際し、好川久雄社長は「来年の創業100周年を前に49年ぶりの統合となる。グループの一本化により新しい時代に対応していきたい」と話した。

事業譲渡日となる3月31日以降、東京ヨシカワの従業員は好川産業に移管し、TY事業部として再スタートを切ることとなる。

◇好川産業TY事業部:東京都台東区日本堤1-38-7、TEL03-3874-8801、FAX03-3876-0675