「第53回機械工業デザイン賞IDEA」(主催:日刊工業新聞社)の審査委員会特別賞に旭サナックの粉体ハンドガンユニット「EcoDual」が選ばれた。7月27日に東京・大手町の経団連会館で贈賞式が行われ、旭サナック・取締役の宮地計二氏が登壇し、受賞した。

機械工業デザイン賞IDEAは日刊工業新聞社が主催、経済産業省が後援する歴史ある賞で今回で53回目を数える。日本製製品の国際競争力を高めるべく、デザインを基盤とする輸出市場の開拓及び促進を目的に創設された。

今回は最優秀賞(経済産業大臣賞)を受賞した2社(オークマ、牧野フライス製作所)の他に、日本力(にっぽんぶらんど)賞、日本商工会議所会頭賞など18社が受賞した。

審査委員会特別賞を受賞した旭サナックのデュアル電界方式粉体ハンドガンユニット「EcoDual」は、エア流量センシング機能を持つ粉体コントローラの制御により、粉体インジェクタから塗料を吸引し粉体ガンに塗料を供給する構造。「ユーザーフレンドリーなデザインは、カラーリングのみならず機能性、操作性、安全性を造形的にコンバイン(結合)するときに実感する」と評価している。