塗装ボランティア活動の団体である塗魂ペインターズは、「2023年塗魂ペインターズ全国会議in神奈川」を10月5日、横浜ロイヤルパークホテルで開催した。会場には全国から会員や協賛メーカーなど約300名が出席した。
塗魂ペインターズは「塗装でできる社会貢献」を理念に全国で塗装によるボランティア活動を行う団体。全国13エリアに拠点を有し、会員数は250社を数える。2009年の発足から全国各地の160カ所でボランティア活動を実行している。
全国会議であいさつに立った宮嶋祐介会長は「北は北海道、南は九州、鹿児島まで日本全国からたくさんの人が参加してくました。本当にありがとうございます。この素晴らしい全国会議の企画、そして準備をしてくれた神奈川塗魂の皆さん、ありがとうございます。今日は横浜の地に約300名メンバーが集まってくれています。今までの全国会議で一番の規模感じゃないかと思っています。ボランティア活動には1つ1つにすべてストーリーがあると思います。それが我々にとってかけがえのない財産、それが塗魂ペインターズに在り方ではないかなと思っています。今年の塗魂ペインターズの目標が、日本全国襷(たすき)ボランティアとして北海道から九州まで日本全国でボランティア活動を実施することでした。残念ながら新型コロナの影響によって、ボランティア活動自体が自粛されました。ただ我々はそれを行うために集った団体です。ですから昨年全国会議の場でここからもう一度社会を良くしていこう、そして塗魂ペインターズが日本を明るくしていこう、そういう強い思いを持って皆様に少し強引なお願いだったかもしれませんが、お伝えをさせていただきました。あれから1年、おかげさまで全国13エリアすべてでボランティアを実行しました。皆様ありがとうございました。もっともっと世の中に広げていくべきだと思います。ですから2030年日本全国1,000社の会員とともに日本を我々の力でもっと良くしていこうじゃないですか。ぜひ心を1つにここから歩んでいきましょう」と熱く述べた。
更に宮嶋会長は塗魂ペインターズのNPO法人化を報告。「これからは公の団体としてもっと世の中にインパクトを与えていきたい。ここから新生NPO法人塗魂ペインターズとして、より活動の幅を広げてもっともっと社会に貢献していきましょう」と呼び掛けた。また、2016年から2代目会長として会を引っ張ってきた宮嶋会長は来年3代目に継承することを発表。「いつの時代も青年が時代を変えていきます。塗魂ペインターズが未来永劫繁栄するためにも3代目へとバトンをつなげていきます」と報告し、来年10月10日に開催する全国会議で継承式を行う。
その後、来賓としてアステックペイント代表取締役・菅原徹氏があいさつした他、ボランティア活動動画の上映などが行われた。また、エリア実績発表では北関東塗魂エリアと神奈川・山梨エリアからの発表があり、実施したボランティアの様子や勉強会について報告した。
その後は会場を移して懇親会が行われ盛況裡に散会した。