東日本塗料は現場作業性に優れた床用塗料「フローンヌルサット」を開発、9月上旬から販売を開始した。工場床のメンテンナンス用途で、プロの塗装職人のみならず、工場従業員でも施工可能な設計としており拡販を図っていく。

同品は2液水性速乾ウレタン系床用塗料で、「緻密な塗膜が形成されるため従来品に比べ、フォークリフトが走行しても傷や汚れが付きにくい」と自信を持つ。速乾性を有し施工後8時間(気温23℃)でフォークリフト走行が可能と同時に可使時間を長く設計しており、夏場の猛暑下でも使いやすくした。

更に電動撹拌機がなくても簡単に撹拌できるのも大きな特長。主剤缶に硬化剤と水道水を入れ、フタをして上下に30回ほど振れば撹拌される。

工場床のメンテンナンスは現場作業者が自ら塗装するケースも多く、そうした用途に適した塗料となっている。また、既存塗膜が活膜であれば、清掃後プライマーなしで密着する。「環境に配慮した水性タイプであり、2液タイプなのに手攪拌で施工できる。従業員による5S活動にも最適な床用塗料」として、提案を積極化させている。