デンマークの塗料メーカー「GORI」(ゴリ)の塗料を輸入販売するアトムカンパニー(本社・島根県安来市、社長・吉村あとむ氏)は、昨年12月から木材保護塗料「GORI」シリーズを展開している。アミューズメント施設の造作物や戸建住宅などに導入を広げている。

同品の特徴は、木材の耐久性を高める保護材をマイクロカプセルに閉じ込めた「アクティブプロテクション技術」。雨や湿気によって木材が伸縮した際の刺激でカプセルが割れ、保護剤が少しずつ放出される。紫外線やカビ、菌類に対する薬効成分が長期間持続し、メンテナンス頻度の軽減に寄与する。

「GORI 88」は、アルキド樹脂をベースにした油性木材保護塗料。微細かつ多孔質な塗膜を形成するため木材の呼吸を妨げず、半透明で木目を生かした仕上がりを実現。また窓枠やドアなどの垂直面に塗装しても液垂れしないのが特長。浸透性を高めた「同 38」(屋外の木製デッキ用)や、艶消し仕上げの「同 44」(外壁、フェンス用)とともに、同シリーズの主力として展開する。