オスモ&エーデルの昨年の塗料事業は、前年とほぼ同水準で着地。今年については、「市況全体は厳しいが、抑えられた消費がリフォーム需要に波及していくのではと期待している」(担当者)との見方を示す。

そこで同社が注力するのが、住宅内装における改修工法の構築。粉じんがネックとなる研磨レスの実現を普及拡大のポイントに据える。

その中で現在、同社が研磨レス工法として提案するのが、施主向けに展開する植物油洗剤「オスモウォッシュアンドケアー」の活用。「ぬるま湯で濃度を高めに使うことで、古い汚れを落とすことができる」と下地調整剤としての利用も可能だという。「古くなりメンテナンスされずに放置されている木床は多い」と塗り替え需要を成長領域に捉え、今後も材料、工法の開発を進めていく意向を示す。 

木床向けでは、クリヤータイプとして、「フロアークリアー3分つや/つや消し」と、1日2~3塗りを可能にした速乾タイプの「フロアークリアーエクスプレス2~3分つや/つや消し」の計4製品をラインアップ。木の風合いを生かしつつ、撥水性、防汚性を付与し、仕上がり感と物性を両立した。

無垢フローリング、複合フローリング、OSB、コルクなどさまざまな木質フローリングに適応し、塗り替えの際もサンディングを入れることなく上塗りできるメリットを持つ。

着色の際は「フロアーカラー」を上市。木の風合いと肌触りにこだわったナチュラル1色を揃える。