日本ペイントは6月28日から建築及び重防食塗料の販売を開始した。

1液反応硬化形シリコン系仕上材・新築(ALC・PC・RC)用・省工程塗装システム「ニッペALC ワンデートップSi」は、新築建築物の外壁を2工程で仕上げることが可能。新築外壁のALC面、PC面、RC面を下塗りと上塗りの2工程で仕上げられ、更に高耐候性と塗膜表面の低汚染性に優れ、外壁の美観を長期間維持する。

水性反応硬化形基礎専用シリコン系塗料「ニッペキソエース」は、建物のコンクリート基礎部分の中性化抑制効果を付与し、長寿命化に貢献。塗膜の透湿性により背面からの水分の影響を緩和し、コンクリート基礎部分に発生しやすい塗膜の膨れやはく離を抑制する。微弾性塗膜により、下地のヘヤクラックに追従する特性を持つ。

非危険物水性はく落防止省工程メッシュシート工法「タフガードスマートO-DEメッシュ工法」は、橋梁などコンクリート構造物のコンクリートはく落防止対策を水性化による全工程非危険物の塗装システムで実現。水性化により、消防法上の非危険物として取り扱いが可能となり、保管数量の制限がなく、施工現場の安全性向上に寄与する。
はく落防止性能は、首都高速道路「橋梁構造物設計要領」のコンクリート片剥落防止編剥落防止工の評価基準A 種の耐荷性に適合。また、工程間での塗り重ね乾燥時間が短く5工程を最短2日で施工が可能な省工程タイプで、折り曲げ性に優れるためコーナー部分の貼り付け作業が容易となる。

厚膜2液形エポキシ樹脂床用下地調整材「ニッペクリンカラーE レジモルクリヤー(新)」は、床用塗料として厚膜(トータル膜厚約5~6ミリ)に仕上げられ、重量物が通行する工場内部の床面塗装仕上げに適している。新設床のみならず、既存床の欠損部補修などにも適し、上塗りに「ニッペクリンカラーE20 コテ用(新)」を使用することで、着色や防滑仕上げも可能となる。7月下旬に発売予定。