玄々化学工業は木材保護着色塗料として「サドリン」シリーズを展開している。最近の市場動向に対応し、一般生活者向けに訴求力を高めていく。

サドリンシリーズはサドリンベース、サドリンクラシック、サドリンエナメル、サドリンアンチスリップ、サドリンリムーバーをラインアップ。用途に合わせて豊富なバリエーションを揃えて拡販を図っている。

サドリンクラシックは28色の豊富なカラーバリエーションを持つ。表面は薄膜であるため、木目を隠ぺいすることなく木質感を損なわない塗料となっている。

同品に対し、サドリンエナメルはアルキド樹脂分が多く造膜感のあるタイプであるため防水効果を要求する箇所に効果を発揮する。カラーバリエーションは8色で長期にわたり木材の安定性が保てるため窓枠やドア、門扉などに適する。木地の隠ぺい度は高くなる。

最近の荷動きとして、主力の一斗缶よりも4Lや0.7Lといった小口缶の動きが良好であり、「施主さん自らによるメンテナンスが高まっている印象」という。色でもオーソドックスなパインなどに比べ、グリーン系やブルー系など特徴的な色の引き合いが強まっており、ワンポイントアクセントとして使用されていると分析する。

そのため、HPやカタログのリニューアルに取り組む。使用事例を増やしたり製品の特長を分かりやすくしたりするなど一般生活者向けに訴求力を高める。「販促面からもオシャレや雰囲気作りを演出したい」との狙い。