オスモ&エーデルは、今年新たに「オスモカラー外装用クリアートップコートつや消し(上塗り剤)」を投入した。「素材感やナチュラルで落ち着いた仕上がりを求める設計士や施主からの引き合いが増えている」(担当者)と評価を高めている。

同品は、つや消しタイプのクリヤー塗料で、木材保護塗料「同ウッドステインプロテクター」で着色後、同品の1回塗り仕上げ。着色塗装後の上塗り剤のため、同品のみのクリヤー仕様は推奨していないが、艶ありタイプの「同外装用クリアー"プラス"」と合わせ、カラー、機能、仕上がり感など多様なニーズに応じた品揃えを実現した。

"自然塗料ブーム"を追い風に内装分野で高いブランド力を構築してきた同社にとって、屋外分野は成長領域の位置づけ。独自の油精製技術を駆使した合成樹脂塗料に引けをとらない性能とコスト性を訴求することで着実に販売量を拡大。販売店会の設立や800店に及ぶ施工店グループとの協業など、地道な体制づくりを進めてきた。

今後、更なる成長に向けテーマに掲げるのは品揃えの拡充。

「塗り替え分野では造膜タイプのニーズが伸びている」として、耐候性を有し屋内外での使用が可能な「同カントリーカラー」の人気が拡大。鮮やかな塗色や経年変化しても硬くならない塗膜特性を持つ同品の性能を高めることで需要拡大を図る考え。「木材保護塗料としてのスペックを確保することで、更にニーズへの対応力を高めることができる」と話す。