日本ペイントは9月14日、建築外装用塗料「パーフェクトシリーズ」の新製品として「パーフェクトトゥルーマット」を投入した。

同品は、1液水性ラジカル制御形ハイブリッド高耐候性塗料で、シリコングレードを超える耐候性を確保しつつ完全艶消しを実現した点が最大の特長。艶消し塗料として開発することで、底艶やローラー跡による艶ムラなどの課題を克服し、上品な雰囲気を演出する。

同シリーズがターゲットとする戸建て塗り替え市場では、光沢感のある艶あり塗料が主流を占める中、落ち着いたナチュラルな質感を求める艶消しニーズが拡大。同社としては、わずかな艶も残らない"真のつや消し水性塗料"として需要獲得を目指す。

性能面では、一般の水性シリコングレードを超える耐候性を保持する他、低汚染性を発揮。また特殊顔料を配合することで、塗膜強度向上による割れやすさ(ヘアクラック)を抑制し、弾性系塗材への適応を可能にした。防藻・防カビ性を付与。

微弾性仕様の際は、下塗り後、同品の2回塗り仕上げ。塗り重ね乾燥時間(23℃)は3時間以上。使用量は0.13~0.17kg/㎡/回。容量は15kg、4kg。

適用下地(塗り替え用)は、モルタル面、コンクリート面、窯業系サイディングボード、ALCパネル面。

同社は「パーフェクトトップ」10周年を迎えたことを記念して、缶デザインの刷新を含めたブランドリニューアルを実施。「パーフェクトネイビー」をメインカラーに現行品のイメージカラーをアクセントカラーに使うことで、シリーズ全体の統一感を高めた。