東日本塗料は塩ビシート防水面に直接塗って防水層を保護する「フローンESトップ」を開発、7月下旬から販売を開始した。

同品は塩ビシート防水面用に開発された、1液水性特殊コアシェル型のトップコートで、塗布することで塩ビシートの劣化を抑制する。

建物の屋上などで使用されている塩ビシートは太陽光からの熱などで塩ビに含まれる可塑剤が移行することで汚れてしまう問題がある。新開発されたフローンESトップを塗布することで可塑剤の移行を防ぐことができる。

プライマー不要で直接塗ることができる上、「1液」「水性」の現場作業性に優れ、工期短縮ができるという特長を有する。昨今の現場の人手不足にも対応できる。同社が実施したカーボン浸漬試験では、従来の2液アクリルウレタン系や1液水性アクリル系のトップコートに比べて優れた耐汚染性結果が得られている。

また時期を合わせて一般建築用・金属・プラスチック用プライマー「エクセルプライマーⅡ」のスプレータイプの販売を開始している。

同品は一般内外壁やトタン・アルミ・ステンレスなどの金属面、アクリル系・塩ビ系・ウレタン系・エポキシ系など素材を選ばない万能プライマー。

スプレータイプのため細かい箇所に適し、保管場所や持ち運びにも便利な設計となっている。