カラーセラミックスを用いた意匠性塗材を得意とする山本窯業化工は、2年前にコンセプトブランドとなる「LINKS(リンクス)」を立ち上げた。

リンクスは、カラーセラミックスに限定しない意匠性塗材の開発やODM、OEMを含むカスタマイズ対応を主眼としており、100年の実績を持つカラーセラミックスに加わる新ブランドとして両軸での成長を見据えている。「創業以来、積み重ねてきた意匠性に関する設計ノウハウを通じ、新たな価値を提案していきたい」(担当者)とメーカー機能の変革に挑戦している。 

こうしたコンセプトの下に開発したのが、断熱系さざなみ模様仕上塗材「ネオフレッシュ断熱」。ローラー工法、吹付工法に対応した意匠性内外装塗材で、シーラー、主剤(同品)、上塗りの3層で断熱性を付与。上塗り塗料の「UVマルチコートSi/F」のトッピング(雲母)がアクセントを与え、柔らかな外観デザインが得られる。

また「ネオフレッシュ断熱」とともに省エネシリーズとして屋根用塗料「ベストリファイン(クールタイプ)」及び外壁用砂壁じゅらく模様塗材「ハイシークールSi&エコファンデ(Wエコシステム)」をラインアップする。

「ベストリファイン」はカラーセラミックスとアクリルシリコン樹脂を複合させたハイブリッド屋根用塗り替え塗材。重厚感と奥行きのある6色をラインアップし、意匠性と遮熱機能を差別化に実績を増やしている。