AGCコーテックは低汚染型太陽熱反射率フッ素樹脂塗料「ボンフロン サンバリア」を展開する。設計事務所への指定活動の他、工場や倉庫など企業施設・戸建て住宅の塗り替えでの実績を重ねている。

フッ素樹脂系に特化し製品展開している同社では、遮熱塗料においてもフッ素樹脂の特性を生かした提案を進めている。

同品は遮熱機能を持たせた上塗り塗料(ボンフロン サンバリア)の上にクリヤー(ボンフロンクリヤー)を塗り重ねることで、紫外線や雨風など過酷な自然条件にさらされる屋根でも優れた耐久性を維持する。

クリヤー層は低汚染性を有する。塗膜表面を親水化することにより降雨時に油性成分を含んだ都市型汚染物質を浮き上がらせて押し流し、遮熱機能を持続させる。

企業施設への提案の際には、試験施工によるデータ検証や省エネ・CO2削減効果などのシミュレーションサービスを実施している。

また、住宅向けの展開ではAGCグループの強みを生かし、窓ガラスリフォームと連動して遮熱塗装の提案をすることで訴求力を高めている。