ユニオンペイントグループのW&Lユニオンは屋外木部用塗料「水性タフウッドマニキュア」を展開している。水性では後発ながら、独自性を打ち出し市場での存在感を高める方針。

その1つが、商品名の"マニキュア"が代弁しているように、下地を覆う高い隠ぺい力。木材保護塗料の需要が塗り替えにシフトしている中で、濃淡まだら模様の旧塗膜や木材の古めかしさをリフレッシュしたいとのニーズが高まっている。「半造膜タイプで、1回塗りで高い隠ぺい力を確保。作業性、使いやすさといった点ではメリットを感じていただけると思う」と担当者。

また、扱いやすさや廃棄のことを考慮して容器もパウチパックとした。

水性による安心・安全、環境対応とJASS18 M-307規格対応の耐候性、防虫・防腐・防カビ・防藻性など木材保護塗料としての機能ももちろん兼備。エコタイプで親近感のある木材保護塗料として普及させていきたい意向だ。

一方、木材保護塗料以外の分野でも独自性をキーワードに製品展開を図る。その1つが2液ウレタン塗料の「木温(ぬくもり)フラット」。木肌の持つ自然の温もりを損なうことなく仕上げられるのが特徴。オイル調のナチュラルテイストでありながら木材を保護するウレタン塗料の堅牢さを併せ持つ。「部屋の中で横になって木の温もりを堪能してほしい」(担当者)と人の感性に訴えかけられる塗料だ。紫外線カットにより素材や塗膜ヤケのない無黄変塗料。床専用の下塗りと組み合わせて木床に最適な仕様にできる。