東京オートサロン2017が1月13日から3日間、幕張メッセで開催された。来場者は3日間で33万4,400人。メーカー出展では未来を意識した自動車が多く出展された他、エッジの利いたカスタムカーが会場を彩った。

ホンダブース内ではM-TECのコンセプトカー「無限GARU」を展示。"私たちがほしい夢のスポーツカー"をコンセプトに、丸みを持たせたフォルムやサイドミラーの代わりにルーフ左右のカメラで後ろを確認できるなど次世代機能を搭載。車内では、スマートフォンをキーにメーターなどのカスタマイズができるようになっている。

スズキはスペーシアカスタムZプレミアムを展示。ブラックを下地に粗目のシルバーアルミフレークを配向することでぎらぎらした塗膜を演出した。更にルーフと内装に張られた白のクロコダイル柄のシートは、柄がはっきりと出せるよう凹凸部に隅入れを施した徹底ぶり。「このクルマの一番の特長は強い顔つき。それをより強調できる塗装を目指した。アルミフレークは社内で数種類を吟味し選んだ」と説明する。

カーメーカー以外のブースでは、自動車用品などを扱うワールドウイングが約60万個のスワロフスキーをあしらったランボルギーニを展示。製作期間は約半年、3人がかりで1~1.2mmのスワロフスキーを手作業で付けていったという。「まずは大きい粒のスワロフスキーを付け、隙間を細かいもので埋めていった」とコメント。