アクサルタコーティングシステムズは2022年のグローバル・オートモーティブ・カラー・オブ・ザ・イヤーに高級感と機能性を備えた「ロイヤル・マゼンタ」を選出した。

同社はロイヤル・マゼンタについて「市場では、バーガンディー色(赤紫色)、すみれ色(青紫色)、サクランボのような色の人気が高まっている」とし、高級感のあるディープチェリー色の塗色として上市する。赤ワインの代表的なブドウ品種「メルロー」の色と宝石のガーネットの色が深く染み込んでおり、日光の下ではベリー類の赤色に、深夜になるとミステリアスな暗色に変化する。

技術面では、革新的なモビリティ検出機能を備え、すべてのサイズの自動運転車に使用されるレーダーシステムに対応。また、環境適合型の水性塗料技術に基づいており、モビリティ業界の持続可能性を高め、電気自動車、自動運転への移行を意識している。

アクサルタ社のカラー担当グローバルプロダクトマネージャーのナンシー・ロックハート氏は「単純な方法で塗装できる複雑な外観の塗色を設計しました。持続可能性を念頭に置き、最終的な塗色は、従来のベースコート、クリアコート積層系を用いて実現しました」とコメント。塗装のしやすさにもこだわった。