イサム塗料東京支店(支店長・齊藤滋治氏)は6月22日、同支店において2024年度特約店研修会を開催した。当日は約40名が参加し、先進安全自動車に関する技術的課題や環境法令を解説した他、実演塗装を交えて新製品を紹介した。
前半の座学講習では、同社梅田裕一朗氏(同支店販売課長)が「自動車業界の動向について」をテーマに自動車補修業界を取り巻く課題について説明。
梅田氏は「未承認工場は損害保険会社との協定が困難になる」と板金塗装工場に対し特定整備認証取得の重要性を訴求した上で、先進安全自動車の代表格であるHonda SENSING 360を例に挙げ、パンパー補修の留意点を伝えた。
また今年4月、新たに234物質がリスクアセスメント対象物質となった改正労衛法について、内67物質に濃度基準値が設定されたことを報告。「当社ホームページで対象製品を確認することができる」と代替製品への切り替えを推奨するとともに使用継続の際の注意点を示した。
その後、研修センターに場所を移し、新製品の「PPエコブレンダー」「レンズリフォーマー3」「ハイアートCBエコ 水性防錆コート」「ノンスチレンスプレーパテ」(開発品)、「ビーストブースト剤」の自補修用5製品と工業用水性2液ウレタン塗料「ポセイドン5000」を紹介。加えて昨年発売した「CRONOS HD」、環境対応型耐スリ傷性向上クリヤー「アクセルスピカクリヤーTエコplus」(トヨタセルフリストアリングコート対応)の実演塗装を行った。