アクサルタは9月、同社の測色機「アクワイヤーシリーズ」の販売が6万台目を記録し、過去15カ月間で1万台を販売したことを発表した。

最近の販売台数の急増は主に、世界的に堅調なデジタル化トレンドによるもの。同社では2017年7月に軽量かつメタリックやパールの粒子を高精度認識できる測色機「アクワイヤークアンタムEFX」を市場投入している。

同社の最新式測色機やクラウドベースのカラーソフトウェアは自動車補修業者が自動車のカラーを読み取るだけで、測定値がアクサルタの「オンライン グローバル カラーデータベース」にワイヤレス送信される。そこから定期的に更新される色数700万以上のカラー配合から近い色を検索。必要な場合は、最も近い色彩に自動的に調整して、できるだけ近いマッチングを自動車補修業者に提示する。その後、Wi-Fiを介してカラー配合を計量するためのIPスケールに送信される。

同社の欧州・中東・アフリカ地域リフィニッシュシステムのカラー及びテクニカルマネージャーのマーティン・ウルフ博士は「世界で今後もかなりの成長を見込んでいる。デジタル化を検討されているお客様に向け、カラーマネジメントの完全デジタル化をサポートし、シームレスな移行を支援していく」としている。