アクサルタは、第69回世界自動車人気色調査年次報告書を発表した。

同報告書は同社が2021年の自動車製造データの分析に基づき、自動車産業で使用される塗料色に関するレポートとして1953年から発表している。
 今回、最も人気の自動車塗色はホワイト(35%)。次いでブラック(19%)、グレー(19%)の順となった。

ホワイトの塗装車は、2011年以降世界で最も多く見られる自動車塗色となっており、特にアジアではホワイトの塗装車の製造台数が最も多くなっている。ただ、ホワイトの人気度は2017年に39%を記録して以降、いくつかの地域で低下している傾向が見られている。特に中国では7%低下とトーンダウンしている。

一方で、グレーの人気度は、世界全体で4ポイント上昇した。ヨーロッパではグレーの人気が最も高く27%を記録。南米では、シルバーの人気が非常に高く、23%で2位となった。

高級車部門では、ヨーロッパでブラックが22%と最も高く、人気が続いている。北米ではレッドの人気が高く、8%を記録した。