BASFは、バイオマスバランス・アプローチに基づいた自動車用水性ベースコート「ColorBrite Airspace Blue ReSource(カラーブライト エアスペースブルー リソース)」の販売を中国で開始した。BASFのバイオマスバランス認証を受けた自動車用OEM塗料がアジアに導入されるのは、今回が初めてとなる。

バイオマスバランス・アプローチとは、一部の原料をバイオ素材などで代用することで環境負荷を軽減する手法。製品の処方や性能を変更することなく、製品カーボンフットプリント(PCF)を削減することができる。

同社の「ColorBrite Airspace Blue ReSource(カラーブライト エアスペースブルー リソース)」は水性ベースコート「ColorBrite」のバイオマスバランス版。性能はそのままにPCFを約20%削減することができる。第三者である外部のサステナビリティ・コンサルタントによる審査済み。

同社は中国・上海市の樹脂工場と、漕涇の塗料製造拠点についてもバイオマスバランス認証を取得。中国の顧客に対して、再生可能原料を用いた材料を使用した、バイオマスバランス認証を受けた包括的な自動車用塗料ソリューションを加速させていく。